丸パン&食パンのお得な定期購入プラン始めました!

読売新聞オンラインに当社が紹介されました

掲載内容は以下

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世界五大穀物のひとつとされ、グルテンフリーでポリフェノールなどが豊富なイネ科の「ソルガム」。信州大学の研究成果を事業化し、関連食品の販売を手がける「 AあKEけBOぼNOの 」(長野市)の井上 格いたる 社長(36)に、事業内容や今後の展望を聞いた。(聞き手・藤井健輔)

 ――創業の経緯は。

 東京で会社員だった時に生まれた息子が小麦アレルギーでした。アレルギーがある人でも食に多くの選択肢があればいいと思い、グルテンフリー食材について調べる中でソルガムと出会いました。しかし、当時流通していたソルガムはほとんどが外国産でした。安全な国内産を探す中で、妻の実家がある長野市が、信州大と普及に向けて研究していると知りました。民間企業として流通に携わろうと、2018年に同市地域おこし協力隊として移住し、翌年に創業しました。

 ――事業内容は。

 信州産ソルガムを中心としたグルテンフリー食品の生産、加工、販売を担っています。ソルガムを使用したパンやドーナツを店舗「 縁えにし ―enishi―」やオンラインで販売することがメインです。種や粉の卸売りや、小麦が一切混ざらない工場で外部商品の受注生産も行っています。

 ――工場で作るパンや焼き菓子は約50種類。

 特に、毎日飽きずに食べられる丸パンが人気です。小麦アレルギーの人も日々の食事でパンを食べられるように、定期的にお届けする形も用意しています。ドーナツは、アレルギーで食べたくても食べられない子供に向けて作りました。ソルガム特有のザクザクした食感を生かしたスコーンも、健康的なご褒美として大人に人気です。

 ――耕作放棄地の活用にも取り組んでいる。

 水田や大規模な畑として利用しづらく、耕作放棄地となりやすい山の斜面などでの栽培を提案しています。ソルガムは長野の気候や土地と相性が良く、簡単に作れます。種まきや収穫など、季節に合わせた年に約4回の講習会や、定期的なヒアリングで栽培を指導しています。創業当時、長野市近郊に生産者はほぼいませんでしたが、現在は50団体以上になりました。年間約30~50トンを収穫してもらっています。

 ――「イオンモール須坂」(須坂市)にも出店する。

 新店舗「GLUTENFREE JAPAN(グルテンフリージャパン)」をオープンさせます。自社の商品のみならず、国内のグルテンフリー商品を幅広く扱います。現在のグルテンフリー市場は、小、中規模の事業者が全国に点在しています。消費者が全国の商品に出会いやすい店舗にして、ソルガムの価値を広めていきたいです。

 ――今後の展望は。

 5年後までの上場が目標です。大学発のスタートアップ認定企業として、社会課題の解決と経済成長を両立させる企業のトップランナーになりたいです。

掲載記事URL:https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO060192/20250929-OYTAT50048/

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