代表取締役 井上 格
ある日、子どもが離乳食でアレルギーに。
原因は小麦粉でした。
”アレルギーの問題があってもより多くの選択肢を持ってほしい”
そんな思いで試行錯誤のなか出会ったのが「信州産ソルガム」です。
ソルガムとは、日本には平安時代までに伝来したと言われる穀物です。
世界五大穀物の一つとされ、「モロコシ」「タカきび」「コーリャン」などとも呼ばれるイネ科の穀物です。
その子実はグルテン（小麦タンパク）を含まず、またポリフェノールや食物繊維を豊富に含む事から、海外ではスーパーフードとして注目される作物です。
長野県長野市には、地域を担う人口の減少から耕作放棄地が増え続けています。市内農地の２２．９％にあたる１４２５ｈａが耕作放棄地でその６７．６％が中山間地域に存在します（２０１５年世界農林業センサスより）。
長野地域はその気候や傾斜地の多いといった地域柄からソルガムの栽培に適しているとされています。また、ソルガムは省力栽培が可能な事から、耕作放棄地の有効活用を目的として、産官学連携で平成２５年より栽培普及に取り組んでいます。
弊社では「人と地域に優しい企業」をモットーとして、このソルガムの特性に着目し、子実については食用利用する事によって小麦アレルギーの課題を持つ人々や健康志向の人々の選択肢として、さらに茎葉をエネルギー利用する事によって循環型社会の実現、持続可能な社会の実現、国内食料自給率の促進及び地産地消の促進、耕作放棄地対策の一助となる事を目標に事業に取り組んでいます。
栄養価が高くレシピも豊富。地域にも環境にも優しい地産地消のスーパーフードで、「人と地域に優しい企業」を目指していきます。